憧れの白い歯に!審美歯科治療とホワイトニングとの違いとは?
歯を白くする手段として「審美歯科治療」と「ホワイトニング」という2つの手段が挙げられます。目的は同じですが、両者は似ているようで非なるもの。それぞれの特徴を説明しながら、おすすめの治療方法をご紹介します。
目次
審美歯科治療とホワイトニング。どう違う?
「歯を白くする」という目的は同じでも、審美歯科治療とホワイトニングでは大きな違いがあります。まずはそれぞれがどういった治療法なのかをご説明します。
○審美歯科治療って何?
審美歯科治療とは審美(見た目の美しさ)と機能(歯の健康や虫歯や歯周病の治療・予防)の両方を追求する治療です。審美歯科治療では天然歯を白くするホワイトニングだけでなく、詰め物や被せ物を施すことで歯を白く見せることも可能です。
また、欠けた歯を元に戻したり、歯並びを矯正したりする治療も審美歯科治療に含まれます。
○ホワイトニングって何?
ホワイトニングは美しさを追求する美容治療にあたります。天然歯を、薬剤などを使って白くすることに特化した治療方法です。詰め物や被せ物で歯を白く見せたり、歯並びを矯正したりといったことは行いません。
口の中をトータルで美しく見せてかつ機能面も追求する審美歯科治療が大枠。その中の1つのメニューとして、審美治療であるホワイトニングが存在するというイメージです。
歯を削る?削らない?自分に合った治療法
歯を白くしたい患者さまのなかにも、「もとからある歯を多少削ってでも白い歯にしたい」「天然歯は極力削らずに白くしたい」というように、人それぞれ想いが違います。歯を削る場合と、歯を削らない場合。それぞれに合った治療法を見ていきましょう。
<歯を削る場合>
虫歯の治療などで歯を削らざるを得ない場合、多少歯を削ってでも白くしたいという場合には審美歯科治療を選択されるのがおすすめです。前述のとおり、「虫歯を治療する」という機能面と、「歯を美しくする」という両面でアプローチします。
金属製の詰め物や銀歯などにするとどうしてもその部分だけが光って目立ってしまいます。
審美歯科治療で天然の歯の色合いや輝きに近いセラミック製の詰め物や被せ物を施せば、周りの歯に調和して治療の痕跡が目立つことはありません。酸化で変色したり歯茎が黒ずんだりしない、金属アレルギーの心配がないといったメリットもあります。
ただし、セラミック治療は金属製の詰め物や銀歯と違って保険適用外になるので、治療費が高額になります。
<歯を削らない場合>
虫歯などの治療で歯を削る必要はない、もとからある歯を削りたくないということであれば、ホワイトニングがおすすめです。
歯科検診の際に虫歯や歯周病の原因となる歯石やプラークを除去する「クリーニング」を受けたことがある方もいらっしゃるかと思います。確かにこれでもある程度歯はきれいになるのですが、あくまで虫歯や歯周病を予防する歯科治療の領域です。保険は適用されますが、歯に定着してしまった色素などは取り除くことができません。
ホワイトニングは薬剤を使って歯に定着してしまった着色成分や色素を取り除くことで歯を白くします。クリーニングよりも歯が美しくなる、審美歯科治療よりも治療費が安い、歯を削る必要がないのがメリットです。
ただし、これまでと同じように時間が経過すれば着色成分などが定着して歯の白さが失われていくのがデメリットです。
歯の白さを保つにはどっちの治療法が効果的?
できることなら歯の白さを長くキープしたいもの。続いては美しさを長持ちさせるという観点で比較してみます。
<審美歯科治療の場合>
審美歯科治療で使用するセラミックは着色に強いです。陶器製の食器に食べ物や飲み物を入れたりしても、洗えばすぐに汚れは落ちます。同様に、セラミック製の詰め物や被せものも変色せず、白い状態がいつまでも持続します。
<ホワイトニングの場合>
ホワイトニングが審美歯科治療と大きく異なるのは天然歯を白くするということです。着色成分や色素が沈着するという性質までは変えることはできません。前述のとおり、時間が経過すると、再度歯が黄ばんだり変色したりしてしまいますので、定期的にホワイトニングを受ける必要があります。
ホワイトニングには2種類ある
歯を削らざるを得なければ審美歯科治療、削る必要がなければホワイトニングがおすすめです。実際に当院でも歯を白くする方法としてホワイトニングをご提案しています。
ただし、ホワイトニングといってもさまざまな種類があり、ご自身の目的やライフスタイルに合わせて方法を選ぶのが重要。主に以下の2つの方法がありますので、どれがご自身に向いているのか検討してみてください。
①ホームホワイトニング
審美歯科医院での施術も行いますが、その名の通りご自宅での取り組みがメインになります。薬剤を注入したマウスピースを一定期間装着することで、少しずつ汚れや着色成分を取り除いて歯を白くさせていく方法です。過酸化尿素という徐々に作用して歯への負担が少ないタイプの薬剤が使われています。
効果が現れるまで2週間程度。その間はマウスピースを装着しなければいけませんが、「寝るときだけマウスピースを装着する」「人と合うときはマウスピースを外す」など、ご自身の都合に合わせてマイペースにできるのがメリットです。時間をかけて歯を白くしていくので、歯科医院で行うホワイトニングよりも効果が高く、持続期間も長いです。
①セルフホワイトニング
歯科医院に通って行うホワイトニングです。漂白効果がある薬剤を塗布した後に、自分で薬剤の定着を促すLEDライトを照射して歯を白くします。漂白効果を高めるために酸化チタンや窒素が配合された薬剤を使用しますが、これらについても健康への影響はありません。
即効性があるので結婚式などのイベントや人と会う前などに受けられる方が多いです。マウスピースなどを装着する必要がなく、施術後も普通に食事をしたり、飲み物を摂取したりすることができます。
ただし、持続期間は上記で説明したホームホワイトニングと比べると短めですので、定期的に通院する必要があります。
まずは歯医者さんをしっかり選ぼう!
審美歯科治療であれ、ホワイトニングであれ、歯科医院選びを間違えると望んでいた結果が得られなかったり、治療費が必要以上に高くなってしまったり、あるいは大切な歯を失ってしまったりということにもなりかねません。
一番重要なのは歯の機能と健康美の両方を考えた歯科治療を行っている歯医者さんを選ぶことです。治療点数や自己の利益ばかりを追求している、見た目だけを美しくするような医院は避けたほうが無難です。まず歯科医院の無料相談などに足を運んでみましょう。そのときに、歯科医師の治療の考え方をしっかりと聞いておくことが重要です。
儲け主義、見た目主義の歯医者さんは患者を集めるためにメリットだけを強調する傾向があります。治療前にメリットだけでなくデメリットもちゃんと説明してくれるかどうかもチェックしましょう。
遠藤歯科で無理のない、最大限の結果が出る治療を
遠藤歯科のモットーは「無理のない治療」です。患者さまの不利益となるような提案・治療は一切しないことをお約束します。特に極力歯を削らない・抜かないことを意識し、ご予算の範囲内で最大限の結果が出るような手段をご提案します。
無理なく健康的に、そして人前で自然な笑顔になれる白い歯を手に入れていただきたいというのが私たちの願いです。ぜひ、歯の着色や見た目が気になっているのであれば、遠藤歯科にご相談ください。
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